ネットが遅いのは嫌いです。
繋がらないと真顔になってしまいます。
2号です。
前回の続き。
⇒闘病記vol.1
朝。
ずっと寝ていた(時々起きたが)ので、少しでも回復すると思っていたが、何てことはない。変わらず。
昨日からずっとトイレが友達状態。
お尻からはもう出るものはなく水しか出ない。脱水にならないように水を飲んでもすぐに出ていってしまう。
更には「ああ…気持ちわる…」
吐き気。でも吐くものを持っていない、でも気持ち悪い。吐きたいけど吐きたくない。
そんな葛藤をしながらゴロゴロしていると、やっぱり気持ち悪いので頑張ることにした。別に何も出なかったが、ちょっとスッキリ!
胃腸にはもう空だった。腸内には飲んだ水だけが入っているのが分かる。寝返りを打つたびに腸の中で水が動くのが分かる。
そしてその度にトイレに行きたくなる。腸は何も吸収せず役立たずで、黄門様が最後の砦、いわゆる守護神になっていた。
午前中に熱は少し引いたが、体が怠くて動きたくない。
この時、1号が保険会社に連絡した。 外から保険会社と電話している声が聞こえてくる。
こんな時、力になって助けてくれる存在は本当に有り難い。チェコの時もそうだったが、1号には助けられてばっかりだ。
おそらく1人だったら、電話する気力もないし、ずっと寝て耐えるだけだったかもしれない。 2号が食べられそうなものを買ってきてくれたり、ポカリを作ってくれたり、何もかもを1号に頼り、2号はおとなしく寝ていることにした。 それがこの時、一番すべきことだと思った。
保険会社も病院を探したが、なんせこの日はラマダン終わりの祝日で、どの病院も開いていないという。
ラマダンの終わりは、イスラム教徒にとってお祭りだ。働くはずがない。
救急車を呼ぶか、1日待つか。
幸い、熱が引いたこともあり1日ぐらいなら何とか耐えれる気がした。
1号も、救急車で変なところに連れて行かれても…ということで、1日待つことにした。
フルーツやヨーグルトもほんの少ししか食べられない。胃が欲さない。 1号がサウジアラビアの人から”胃腸に優しいというレモンティーを頂いた”と言って持ってきた。1口飲んでみた。あとは優しさだけ頂いておいた。良薬、口に苦しとはこの事だろう。
夕方になりまた熱が上がってきた。熱が下がって、調子に乗り再発させる典型的な例だ。
熱が上がると、また辛くなってきた。
そんな時、下のベッドに居た中国人から”解熱剤は要るか?”と聞かれた。
背に腹は代えられない。
ピンク色でなかなか大きめの錠剤だったが、効くのなら何でも良かった。実際これが結構効いて、その日の夜は比較的穏やかに寝ることが出来た。
ピンク色にする必要はあるのだろうか?そんなことを考えながら。
後は明日まで、耐えるだけ。明日になれば病院へ行ける。
夜になると活発になる蚊の「ぷーん」という羽音と闘いながら就寝。
しかし、その日の夜は腸内(の水)が活発だった。数時間おきにやられそうになったが、守護神は最少失点でこの試合を乗り切ることが出来た。
つづく
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タジキスタン闘病記vol.2 〜ああ…ラマダンが明けてしまった…〜

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