2016.07.19
昨日、今日でタジキスタンビザが期限切れをむかえることに気付き、急きょタクシーを乗り継いでウズベキスタンのサマルカンドへ。サマルカンドって響き、かっこよくないですか?この響きのよさでウズベキスタンに行くことにしたんです。笑
タジキスタンの出国は人も少なくてすんなーり。
でもウズベキスタンの入国時に国籍関係なく手荷物検査があって、全荷物を鞄から出してチェックするらしい…
国籍関係なく全員荷物検査だから、10人以上が並んでてかなり待たなきゃいけない。
1号の検査は10〜20分で終わったのに、2号の持ってるパソコンにHDDの中身検査が長いっ!!いやいや検査官のお兄さんよ、完全に個人的な興味でカメラの使い方聞いてるやん!!それにジェスチャーで「あんたの旦那、パソコンでポルノ見てるで!笑」みたいな小芝居いらんからっ!!笑
待ち時間も合わせて入国手続きに1時間半。
ここでようやくノープロおじさんの登場。人としゃべる時にかなり語気が強くて、すぐケンカになるおっちゃんのタクシーでサマルカンドに行くことになっちゃった。
10時間も面倒くさそうだけど、客の私たちには優しいおっちゃん。笑
ウズベク語ロシア語のできない私たち。英語ができないおっちゃん。通じる単語はたったの3つ。
・No problem(問題ない!大丈夫だよ!)
・хорошо、ハラショー(いいね!)
・Police(警察官だ!)
出発してしばらくはおとなしかったのに、近くの街に入ると急に「お腹すいてないか?昼ごはん食べるか?」「サマルカンドって9時間もかかるんだよ!?食べなきゃもたないよ!どう、食べない??」って、おっちゃんがお腹すいてるだけですよね?笑
連れてかれたお店で食べたラグマンは美味しかったし良いんだけど、確実にお金は私たちが3人分払ったよね?おっちゃんのお金は?って聞いても店員は別会計って言うけどさ、お金出したとこ見てねーよ!!そういう筋の通ってないことされるの大っ嫌い!!!「夜はサマルカンドでおいしいシャシリクの店連れてくよ!」じゃねーよ!1号イライラ。
そんなめっちゃイライラしてる時におっちゃんから「助手席空いてるし、もう1人乗せてもいい?ノープブレム?すぐ客集めてくるから待っててくれる?」とか言い出す。「は?うちらの値段変えずにもう1人乗せるとかありえんし!助手席の人に1/3負担させるならいいけど。そうじゃなかったら嫌、無理!!」って伝えたら、あっさり客引きを諦めて再出発。
現地人はうちらよりもっともっと安い値段でタクシーに乗るんだろうね。
「音楽かけていい?ノープロブレム?」
「ポリスだ。シートベルトよろしく。ウズベキスタンのポリスは、シートベルトにうるさいんだ!日本のポリスはノープロブレム?」
「ポリスはマイフレンドさ!ノープロブレム!」
「日差しが暑い?窓にタオルを挟んであげよう!どう、ハラショー?」
「この風景はハラショーだろ?」
「ペプシ飲むかい?え、いらない!?ノープロブレムだよ!コップもあるよ!ハラショーだよ!飲めよー!」
「窓から腕を出すと気持ちいんだよ。ハラショー!!」
「トイレは?ノープロブレムかい?」
「牛乳うめーー!ハラショーだわ!飲むかい?ハラショーだよ!なに、またいらない!?ノープロブレムだって!飲め飲め!」
何回も何回も「ノープロブレム?ハラショー?」って聞いてきて笑える。
金払いのいいお客さんだから、気をつかってくれてるんだろうか。ちょっと面倒くさいけど。
ただ、突然砂地で外に出ろとか言い出したときは、何されるのかとビビったけど、丘の上からこれを見せたかったみたい。
見たことないけどアメリカのグランドキャニオンみたい?
流石のこの風景には2人とも、おぉ〜!って声が。
「ハラショーだろ?2人の写真撮ってあげるよ!」なんて観光も少し。
と、ここで問題発生。
タクシーに戻るために坂を下ってたら、1号は急におっちゃんに肩を組まれた。「下り坂で危ないから、支えてあげるよ!」ってな風に。
「いや、大丈夫だから、ノープロブレムだから離して!」って言っても「大丈夫、大丈夫」って聞く耳持たず。めんどくせーーって思ってたら、尻なでとるやないかいっっ!!!2撫でで止めたから、やめて!って言う暇もなかった。最悪。
思い出したらこれ以外にも…。道中に軍の検問があって、2号が2人分のパスポート持って外に行かされる時は、車内でおっさんと2人っきり。その時にやたらとロシア語のкрасивыйを言ってくる。名詞じゃないらしく何か分からなかったけど、どうやら「きれいだ!」ってことだったらしい。足触ってきたり、チューする仕草とかしとったわ。気持ち悪すぎ。
そんなおっさんだけど、車の運転技術は悪くなかったのが救い。
無理な追い越しはしない、急ブレーキもなし、山道のカーブもスムーズ。
おっさんは9時間ずっと「ノープロブレム?ハラショー?」って変わらず元気に聞いてきたすごいタフな人。タフだから50歳でもこの仕事続けられるんだよね。私たち2人はぼーっと乗ってるだけなのに、後半はそんなおっさんの言葉に返事するのすらしんどくてテキトーになってたよ。
9時間でサマルカンドの宿に到着。運転お疲れさまでした。昼ごはん代とセクハラは許さんけどな!!
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おっさんが道中で、サングラスをなくしたから道を戻りたいとか言い出した時は、かなりイラッときたね。
「サングラスが無いんだよ。これはプロブレムだよ。プロブレム!」
今日儲かったお金で買ってくれって、心から思っちゃったね。言い争うのがめんどうで10分弱戻ったよね。水買った場所で見つかったからよかったけど、これが見つかってなかったらどうなってたんだろ…
問題アリなノープロおじさんにセクハラされた日【Day175 – タジキスタン,ウズベキスタン】

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