キルギスのヤクザ&タジキスタンのサムライ&イタズラ娘【Day159 – キルギス・タジキスタン】

※ ネット環境の悪い場所にいるため、写真は後ほど付け足します…!想像してください。
2016.07.03
パミール高原を経由しないのであれば、オシュからタジキスタンの首都ドゥシャンベまでは車を乗り継いで1日で行けちゃう。らしい。
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ただ曲者なのが、国境までの間にウズベキスタンの飛地があって、車によっては通るとか…。ウズベキスタンに1回しか入国できないシングルエントリービザ持ちだから、そこでパスポートチェックされるとめちゃくちゃ困るんだよね!!飛地通るためにビザ取ったわけじゃありませんから( ;´Д`)
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バスで国境付近に行く予定が、日曜日だからか約3倍の値段のシェアカーしかなかった…。バスだと2人で680ソム(約1,000円)のところ、車だと2,000ソム(約3,200円)…ぼったくりやん…。でも飛地通らないっていうし乗るしかない。
荷物をのせるために車のトランクを開けると、ゴロンって、ゴロンって小さな女の子がおちてきた(o_o)(O_O)
おばあちゃん、お母さん、男の子、女の子の4人家族が後部座席をフラットにして休んでたらしい。まさか人が落ちてくるとは予想外すぎ…。女の子は問題なかったみたいで、よかったよ。。
で、今回の運転手がキルギスのヤクザ、そしておばあちゃんがタジキスタンのサムライ。笑
おっちゃんは日本のヤクザ映画が好きらしく、「オレはキルギスのヤクザだぜーー!このおばあちゃんはタジキスタンの人ね。そうだ、タジキスタンのサムライだぜ、あっはっはー!」とか言うと、おばあちゃんめっちゃノリがいいの。「そうだよ、あたしゃタジキスタンのサムライよ!!」って胸張って言ってきたよ。笑
ヤクザにサムライの乗った危ない車は出発に2時間かかったよ。スイカ分けてくれるより早く出発するよう頑張ってくれよヤクザ…。しかもヤクザの車とは出発後たった15分でお別れ。笑
この乗り換えた車でイタズラ娘の登場。10代後半くらいの女の子が隣で、しょっちゅうため息をついててちょっと怖め。なんだけど、笑顔でキルギス語かロシア語でたまに話しかけてくる。「どこから来たのー?どこ行くのー?キルギスで何食べたー?」って聞かれたであろう質問には答えられたけど、後の質問は全く分からない!!なにを聞かれてるか想像してもサッパリ!
言葉は通じないのにそれでもちょこちょこ話しかけてくれる彼女。くみ取れた単語やジェスチャーによると、彼女は20歳で25歳の彼と結婚してロシアに住んでる。今回はキルギスの南西の街バトケンにいるお母さんに会うために帰ってきたらしい。
ロシア〜ビシュケク 2,000km、ビシュケク〜オシュ 600km、オシュ〜バトケン 150km
この距離全て車を乗り継いで来たんだって。どの道も平らじゃないんだろうな…。
キルギスの携帯を持ってない彼女は、バトケン付近で運転手から携帯を借りてお母さんに電話する。「日本人が隣にいるの〜」みたいなことを報告してた。
電話が終わっても携帯を返さない彼女。どうしたのかと思うと、アドレス帳と写真フォルダを勝手に見だす。笑
しかも運転手さんの自撮り写真を見つけてはニヤニヤ笑ってる彼女。人の写真を勝手に見てニヤニヤするとか、悪いヤツですわこの子。笑
バトケンに到着すると彼女とはハグしてお別れ。すごく懐いてくれて、さみしそうにしてた。童顔でよく笑う彼女はとっても可愛らしい。たった数時間だったけど、一緒に笑ったり写真撮ったりと楽しかったな〜。
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サムライ一家はタジキスタンのホジェンドまで行くらしく、「私についてきなっ!」と心強い味方。安心して現地人価格でホジェンドまで行けるやんって思ってたのに、なぜかサムライ一家は出国審査で引っかかって、一家を置いて乗り合いバンは出発…
でも神はまだいたね。キルギスでトルコ語勉強中の青年(ある程度の英語は通じるのにgirl friendは通じない彼(笑))、ロシア系の顔をしたおっちゃん、乗り合いバンの運転手。
乗り合いバンを止めて闇両替所に連れて行ってくれたり、乗り換えのバンを見つけてくれたり、おかげで無事ホジェンドまでたどり着けたよ。本当に助かりました…。
このホジェンドまでのホッコリとは打って変わって、ドゥシャンベまでのシェアカーは殺伐としてたね。運転手、乗客みんな基本的に無言、そして山道に入ると2人が車酔い。
そしてドゥシャンベに到着しても私たちの宿が遠いと分かると、あっさり降りろと言われる始末…。急いでたのか運転手さんは私たちと荷物を降ろすと、お金も徴収せずにさっさと行っちゃった。
えぇ、5時間も山道運転したのにお金もらい忘れとかする!?200ソモニ(約2,700円)って結構な金額だと思うんだけどな…
16時間半の移動は長かったけど、おもしろい出会いもあるもんです。

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